浜中スタイルの門松、ルーツは京都、こんな感じです。

さて、2016年も残すところ数時間となりました。
年越しそばも食べ終わり、腹ごなしに記事など書いております。

突然ですが、みなさんは「お正月3点セット」、飾りますか?
3つのアイテムにはザックリ言うと次のような効果があるそうです。

門松
 先祖霊の集合体たる歳神様が迷わず降りてくるための目印。

注連飾り
 歳神様を迎える清浄な場所である事を示す合図。

鏡餅
 歳神様へのお供物。

山形県の庄内地方・浜中地区では、画像のようなスタイルが一般的です。
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巷でよく見る、松竹梅全部入りタイプは平安貴族あたりがルーツらしいです。
浜中でご覧になりたい方はJA庄内みどり浜中支店の選果場で見られますよ~。

小さな松を根こそぎ採ってきて水引と共に門に飾る「根引きの松」は、関西の旧家で多いそうです。
浜中の大多数で採用されている、上画像のような折枝を使う門松は、この方式の略式だとか。

そういえば庄内地方は、江戸から明治にかけ、北前舟で京都と盛んに交易していたという歴史があります。

略式ではあるけれど関西地方の風習が根付いているとは、なかなか興味深いですね~

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