小林直太郎農園はこんな農園です
山形県の最西、日本海に面した庄内地方の湊町(みなとまち)、酒田市。 その市街地から南方に少し離れた場所にある、南北に長い松林の中に小ぢんまりと形作られている集落が浜中地区です。
古くから続く農家が立ち並ぶここは海と田畑に囲まれた、まさに「農村」。そんな風情の中に、小林直太郎農園はあります。当農園の畑は作業場を中心とした範囲、軽トラックでも10分あれば届く辺りに点在しています。毎日の通勤では林の中の砂利道を走ったり橋を渡ったり。花や紅葉、地吹雪すらも田舎暮らしに彩りを添えてくれます。
「メロン」「切花ストック」「切花ケイトウ」「啓翁桜」「ほうれん草」が当農園の栽培品目。特にメロンとストックは浜中地区で長年作られ続けている定番品種で、師匠や仲間との距離が近いメリットを生かしてノウハウを地区ぐるみで継承し続けています。
メロンシーズン限定でオープンする当農園直売所は、客商売をする店舗としてはやや遠慮がちな佇まいです。国道から集落へちょっと入った所に、メロンを仕分け梱包する作業場と、併設の売店があるのみです。恐縮ではありますが、本業(農作物の世話)の効率を最優先とすべく、こういった形を取らせていただいております。 農家の庭先にチョイと立ち寄り、採れたてを見て選んで買う、そんなノリでご来訪ください。
夏の贈答向け「庄内砂丘メロン」
「3月に蒔き、4月に植え、5月に整え、6月に膨らみ、7月に採る。」
1町7反(≒170アール、約5,000坪)にも達するメロン栽培面積は当地区内では大規模な方です。庭先直売所やオンライン販売、カタログ掲載やふるさと納税返礼品など、様々な方法で果実と情報を全国に向けお届けしています。収穫された果実はほぼすべてを贈答品として発送しています。品種選定と栽培技法は収量より食味を優先し、ハウス栽培と露地トンネル栽培を組み合わせた長期提供を心掛けています。
秋冬を彩る切花「庄内のストック」「庄内のケイトウ」
メロンが終わったら大急ぎで圃場を片付け、ケイトウとストックを播種します。この2つの花を連携させながら、9月から翌2月まで長期に渡って全国の式花需要を支えています。
先に採れ始めるのがケイトウ。鶏頭の名のとおり、ニワトリのトサカのような風変りな花姿をしています。赤、橙、黄などのはっきりとした花色で、暑中の日持ちも良好です。
気温が1ケタになる頃、ケイトウと入れ替わるように咲くのがストック。こちらは多枝咲きで強い芳香を持ちます。白、黄、赤、桃、藤、紺と花色が豊富で、寒いほど質が良くなる特性があります。
春の行事に「山形の啓翁桜」
数年前より啓翁桜の栽培を試みており、実際に出荷も始めています。冬季の雇用維持を主眼に置いて始めたサクラですが、ストックも終わった3月に引き続き満開の花を楽しめるというのも乙なものです。
ポカポカ陽気の下でサクラを横目にメロン作付予定圃場をトラクターで耕していると、季節の1巡りをその身で感じる事ができます。
浜中地区は全国発送に有利!
最寄の空港:庄内空港浜中地内にあります。羽田空港との定期運行が主です。
最寄のIC:庄内空港IC浜中地内にあります。
最寄の高速道路:日本海東北自動車道浜中のすぐ東を南北に沿い通っています。
付近の駅:JR酒田駅/余目駅/鶴岡駅
浜中の北東に酒田駅、東に余目駅、南東に鶴岡駅があります。いずれも車で20分程度の距離です。
最寄の国道:国道112号線浜中地区を南北に貫き通っています。
南下すればクラゲで有名な加茂水族館へ、北上すれば赤川と最上川を超え酒田市街へ至ります。
付近の大型港湾:酒田港国道112号線を北上すると国指定重要港湾である酒田港があります。
付近の観光スポット:たくさん!
詳細は[酒田さんぽ]、[城下町鶴岡]、[庄内町観光情報]などの地域観光サイトをご覧下さい。
個人的なオススメは、「クラゲ」の加茂水族館、湯の浜温泉、庄内浜一帯の海水浴場、「人面魚」の善宝寺、映画「おしん」の山居倉庫、「即身仏」の海向寺、本間美術館、酒田海洋センター&海鮮市場、といったところでしょうか。時間があればフェリーで飛島に渡るのもイイですね!