土着病害虫の低減と土壌の肥沃化を同時に(1)

麦です。ムギ。

いきなり何の事かと言いますと、土壌改善のために緑肥施用の準備をするのです。

Facebookと重複しますが、

  1. 栽培後の余分な養分を吸わせ、肥効をリセットする
  2. ウリ科の連作をキャンセルし連作障害を抑える
  3. 茂ったムギを土壌に漉き込んで天然肥料効果を得る

という効果を狙っています。

実は今年、ある畑の一角で「えそ斑点病」が激発しました。
ケア次第で品質低下は抑えられますが、手間や対症資材のコストが跳ね上がります。
そして何より、発病後に効く薬がほとんどありません。
メロン農家からすれば、土着の呪いみたいなものです。怖や怖や…。

まぁ予防策はあるんですけどね!

簡単に罹患原理を説明すると、病原細菌が土着菌に乗っかって、害虫の開けた穴から入るのです。
なので、細菌と菌と害虫を全部退治すればいいのです。

ここでは「一旦メロンではない作物を茂らせてメロン大好き病害虫を追い出す作戦」を採用します。

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こういう緑肥向きのムギの種を、畑一面に撒きます。

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まぁムギですね。普段は雑草扱いですが、今回は救世主です。

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大袋には見慣れたマークが…
牛乳や6Pチーズだけじゃないんですね~

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せっせと背負い散布器(サンパー)を振る妻ユカ。
私は後追いで耕起作業です。

土着病害虫の低減と土壌の肥沃化を同時に!(2)に続きます。

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