庄内も秋深くなってまいりました。
浜中地区の冬の特産品といえば、干し大根とストックで相違ないでしょう!
ハウス栽培作物ですが、メロン(ウリ科)の輪作相手として最適なストック(アブラナ科)で連作キャンセルしながら食い扶持の確保です。
標準的な年は11月からの収穫なのですが、昨年に引き続き今年も「早い年」です。
まだ10月半ばを過ぎたばかりですがもう採れ始めています。
さて、小林直太郎農園のストック栽培コンセプトは「スプレー種は主要色すべて栽培」です。
(スプレー種:枝分かれした茎に小さな花穂が数多く付くタイプ)
ざっとリストアップすると、
- ホワイトスパーク(白)遅い、低い、強い、太い
- イエロースパーク(黄)早い、高い、弱い、細い
- チェリーカルテット(桜)早い、低い、強い、細い
- ピンクカルテット(赤)遅い、高い、強い、太い
- マリンフラッシュカルテット(青)早い、高い、強い、細い
- パープルカルテット(紫)早い、高い、弱い、細い
と、こんな感じになります。
他にスタンダード種(まっすぐな茎の頂上に大きな花穂が1つ付くタイプ)も3色ほど扱っています。
きれいに並べてみましたが、実際は品種ごとに個性があります。
開花速度、高さ、枝振り、太さ、水揚げ挙動、日持ち、病害虫耐性、窒素感度、日照感度、温度感度、etc…
その差を栽培技術で埋めて、歩留まりの良い商品群として市場に売り込んでいくのが毎年の販売戦略です。
(各地の花市場様、変わらぬご愛顧の程、よろしくおねがいします。)
一般客の皆様、もし貴方の街のお花屋さんで「庄内のストック」を見かけたら、ヒゲのお兄さんこと小林忍を思い出してあげてください。(何のために?)