高回転で利益を出すほうれん草、その二回目がスタート!

徐々に涼しくなり、作業もしやすくなってきました。
ほうれん草は2回転目がスタートしています。

いわゆるローリスクローリターンな作物は、回転数(1年間で何回作付けできるか)を上げる事で利益を搾り出します。
ほうれん草の場合、必須肥料はありますがその量はそれほど多くなく、種子の価格も安価です。
(逆にストックやメロンは種子代や資材代がそれなりに掛かります)

小林直太郎農園でも他聞に漏れず、同じハウスに再びほうれん草を作付けます。
残渣(収穫されずに畑に残った作物のカスなど)をキレイに取り除いた後、化肥と石灰を撒いて準備を進めます。

一般的に、微生物が活発な環境ではフミン酸のような各種酸類が生成されますので、酸性に傾きがちです。
この畑も酸性側に変化していると考えられます。

ほうれん草は微弱アルカリ性を好む作物です。どうにかしてアルカリ性物質を投入し矯正せねばなりません。
そこで手っ取り早く安価に手に入れられる石灰を土壌に与えるというワケです。

本当はphを測定すれば間違いないのですが、経験的に「ほうれん草=石灰施用」という事は分かっています。
それに回転数型の作物に毎回手間をかけても本末転倒というものです。計測は省略します。

というわけで、我が小林直太郎農園でもデータ通りに石灰投入します。
CA3I0978

1回転目は2棟(5a)でしたが、今回は年末年始の需要期を見込み4棟(10a)作付けすることになりました。
写真右側、つらなる4棟がほうれん草栽培範囲です。
CA3I0979

この後、耕起→整地→播種 となります。

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