令和のコメ騒動でも当農園はうろたえないッ!

気合の入ったタイトリングです。

メロンの他に稲作でも有名な庄内砂丘。
5月も半ばとなり、水稲農家の方々も田植え準備や種まきで忙しそうにしています。

しかしお米、高くなりましたよね…。
米所たる庄内でも5キロ4000円です。

主食が小麦系に偏り過ぎると健康にも良くないらしいし、結局は海外からの輸入依存です。
物騒な世界情勢も気になり、どうにか自給したいなぁと思っていました。

畑には空きスペースがたくさん有ります。
そこに穀類やイモ類を植えれば、当家単体でのカロリーベース食糧自給率を大きく向上できるのでは?
数年前からこっそり取り組み始め、今年からいよいよ本格始動したプロジェクト、それが「芋類補完計画」です。

まずは合意形成。
「朝食の主食をジャガイモにする」と家族全員で決めます。
昨年は4か月ほど続けて見ましたが、家族からは特に不満もなし。

続いて根拠。
現代の農業では、クワを振るったり重量物を手作業で運んだりする機会はそれほど多くありません。
ゆえに、肉体労働とは言っても白米を毎食腹いっぱい食べてるとカロリー過多です。
一方、例えばジャガイモは体積あたりのカロリー量が白米よりはやや少なく、それでいて腹は白飯やパンより膨れます。
獲得エネルギー量と満足感が「ちょうど良い」のです。

そして計算。
毎朝、家族3人で、普通サイズのジャガイモを計5個(=年間1825個)、食べるとします。
AIによれば、ジャガイモは上手に育てれば15~20倍に増えるとの事。
栽培失敗や不作を考慮して、まぁ10倍に増えると見積もっておきます。
翌年の種イモも確保したいし、秋植えの実験もしたい。
目標を2500個収穫とし、250株の定植としました。

いよいよ実行。
朝食では調理の簡素さも重要なので、レンチンでホクホクに仕上がる品種が理想です。
今年は「男爵」を選択、大玉の種イモが概ね140個、3000円ちょっとで手に入りました。
「安ぅい、(コメリの)社長ありがとぅ~~」(某通販番組のノリで)
で、これをすべて半分に切り分け、草木灰処理して定植しました。

定植から数日、もう緑が列を成していました。
今日はそれらの株に1回目の手入れ「芽掻き」を施し、追肥も行いました。

ズラリと量産体制に入ったジャガイモの株たち
ズラリと量産体制に入ったジャガイモの株たち

ジャガイモは芽掻き時と発蕾時の2回、寄せ土と追肥をするのが定石です。
当農園は黒マルチ方式で土寄せを不要とし、また追肥は潅水チューブによる液肥施用としました。
この辺りはプロ農家ならではの効率化ですね。

これで様子を見ます。
上手くいけば「小さな投資で」「我が家が1年で必要な主食の」「50%以上を」「自前で」確保できます。
稲作のような大面積の農地も、高価な農機も、水利や役周りのしがらみも不要という点がまた素晴らしい!

もしかしてイモ最強では?

タイトルとURLをコピーしました