見事に天を向いております、ライトグリーンの生長点が!
朝には溢泌(いっぴつ)現象も確認できたので、根っこも健やかに成長している様子。
そういえばまだ私が小学生の頃、母トシが溢泌を「一筆」と説明してくれた事がありました。
何でも「葉先の水を毛筆ですくい、それで書き物ができたと言われているからヨ」との事。
風情がある深イイ話ではあるけれど、あれ、ウソだったのかよ母ちゃん・・・
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さて前回「防除のハヒフヘホ」の話を振っておきました。
結論からいうと、病害虫の被害がでる行程を表しています。
病害虫が
・ハ 入る
・ヒ 広がる
・フ 増える
・ヘ (エサが)減る
・ホ 他へ移る
で、ハヒフヘホです。
「フ」まで行くと実害が出ている段階ですので初期防除に失敗している状態ですね。
ガーデニングならば症状を見てからホームセンターに走ればどうにかなりましょうが、ビジネスとしての農業では初期防除がとにかく重要なのです。
「ヘ」の段階だともう事故現場、「ホ」まで行くと近隣農家を巻き込む大問題になる恐れすらあります。
攻略のカギは「しっかり観察時間を取り、適切な対応を選択し、最高のタイミングで実行する事」です。
しっかり観察というのが大変なんですよね~
作業していたら偶然に被害を見つけた・・・では遅いのがリアル。
ご時世です。
皆様におかれましてもご油断召されませぬよう、くれぐれもお願い申し上げます。