現場の目線として申し上げれば、メロンは3度ふくらみます。
(メロンの教科書では2度と書いてあったりしますが)
一回目は、玉伸びの時。縦にニュ~ッと伸びます。縦横比は鶏卵のようなイメージ。
二回目は膨れ。横に直径が増していく=縦模様が入るタイミングです。これによりサイズを増しながら真球に近づきます。
そして三度目はネットの下地が完成してから、全体的にゆっっくりと膨らみます。ネットがはっきりしてくる過程ですね。
それぞれに明確な区切りがあるわけではないのですが、要所で管理コンセプトが変わります。
最適な温湿度、体内栄養素量、手入れの為に触れて良いのか悪いのか等、いろいろと気をつけなければならない点があります。
その辺りが農家ごとのノウハウなワケです。これトップシークレットね。
これは玉伸び途中のパンナメロンです。鶏卵大よりは大きくなっています。
別の棟ですが、この日は玉伸び促進の糧として液肥を潅注することになりました。
まずは昨年以前のデータをまとめた手帳をチェックして、配合や濃度や注入時間を調べまして・・・
でろーん・・・
濃いぃエキスをタルに注いで調合していきます。
これにあといくつか栄養素を加えて希釈し、潅水ポンプに吸わせて目当てのハウスに流します。
ココ一番の栄養剤、取り返しのつかない一発勝負です!
間違うとメロン株のテンションが上がりすぎたり、反動でバテたり、いろいろ大変なことになります(汗)