メロン農家にとって頭の痛い問題、それは“鳥害”です。
(酒田市街地だと生ゴミ周りで問題になっていますが)
無事に受粉して膨らみ出した雌花に一安心する頃に舞い降りるは、スズメ!
玉伸びでぐんぐん育ち鶏卵大になった頃に狙うは、カラス!
山形・庄内だけでなく全国的に、コイツ等に手を焼く農家は多いと思います。
特にカラス害は玉選り(多めに付けた果実から良い実を選び残す剪定作業)後のため、即損失に繋がります。
もちろん農家も鳥共の暴挙に打って出ないわけではありません。
目玉風船、テグス(釣り糸)、妨鳥ネット、キラキラ妨鳥テープ、カラスの死体人形、爆竹、ロケット花火、マネキン、etc…
方法はいろいろあれど、費用対効果や手間対効果、実効力を考えると決め手らしい決め手は無いのが現状です。
マネキンに至ってはむしろ人が寄り付かなくなる始末。
(日焼けして黄土色になったスキンヘッド美女の首が、畑にいくつも串刺しになっている風景を想像してください)
まぁ、結局のところ食害に遭う数は(鳥群でも来ない限り)限られているので、泣き寝入りするのが最善だったりします(汗)
我が家ではせいぜいテグスを張るぐらいですね。
しかし!
しかしですよ!
ご覧の通り、メロン農家の天敵(スズメ?マヒワ?アオジ?)が子育て中でした。
あろうことかメロン株の根元に巣です。
適度な風除け、保温、日かげ、そりゃあ快適でしょうよ!
ここまでナメた事をやられたのァ就農以来はじめてだ(泣)