ついに終わってしまった・・・
小林直太郎農園メロン販売、全数完売をもって無事終了です。
厳密には作業場に15玉ぐらいありますが、お客様対応用の予備兼、小林家用です。
今年の夏も暑かった!
庄内地方は海に面しているおかげか、40度を超える酷暑日がなかったのは幸いでした。
連日30度越えの中、それでもメロン株は倒れず、健全に最後まで頑張ってくれました。
「ウチの栽培方法なら、この先10年の温暖化も乗り切れる!」
そう自信を持たせてくれたシーズンとなりました。
栽培面では、暑さ対策にはもう一手欲しいと感じました。
潅水や遮光のタイミング、仕立て(葉の枚数や着果位置など)の再検討は必須です。
また、品種変更まで行かなくても、栽培期間の調整や品種間の比率は調整した方が良さそうです。
来年はだいぶ早い時期から、少しづつでもキスロマンを提供していこうと考えています。
逆に耐暑性に若干の不安を持つアンデスは終了が早まるかもしれません。
品種面では、タカミ人気について積極的に動く必要がありそうでした。
栽培数に対しての指名がかなり多い!
毎年少しづつ秀品率が上がっているので、来年からは赤肉クインシーと同様のミックス要員として構えられそうです。
販売面では、国内の消費傾向がパッとしない事を踏まえ、減ってしまうのではと心配していました。
しかし、終わってみれば販売数は過去最高となり、当農園が世間からメロン農家として支持されている事を実感しました。
今年はクインシーのお届け先での傷みのご報告が例年より多い結果となりました。
これについては当農園の方針どおり、すべて代替品発送させていただきました。
結果としてお客様には寛大にもご納得いただき、恐縮しつつ感謝しております。
全体としてのネガティブなご連絡については実はかなり少ない年でした。
少雨かつ強日照だった気候を味方に付けられた点はプラス評価です。
露地アンデスの着果不良については今期最大の混乱でした。
幸いにしてハウスのアンデスが絶好調で、どうにか事なきを得ました。
それでも、店頭販売で主力のアンデスを数量制限するという前代未聞が起こった点は重く見ています。
発送ついては、開始が1週間遅れ、終わりも1週間長引き、結果としてお待たせする事態が多々ありました。
逃げ口上ではないですが、この辺りは「そういう年もある」と、お客様にはご納得いただきたい所です。
来年への申送りを兼ね、つらつらと書いてみました。
個別には大いに反省すべき案件はいくつかあったものの、全体としてお客様のご期待には概ねお応えできたのではないかと考えております。
ひとまずメロンについては思考を休みます・・・
今日も意味なく早朝3時に目が覚め、ブログを書いております。
秋のケイトウと冬のストックの播種も終わり、ちょっと気を緩めても良い日が少しの間、続きます。
ストレスを開放し、英気を養い、次作も頑張ります。
今年も小林直太郎農園への多くのご用命、まことにありがとうございました。