メロン品種紹介「アンデス1号」

メロンと言えばアンデス、アンデスと言えばメロン!

1977年に株式会社サカタのタネが開発した青肉品種です。
「安心です 芯を取ったら アンデスだ」というダジャレな一句が有名(?)ですが、まさに作って売って買って食べて安心な、ネットメロンの代表格です。

代表シノブは1978年生まれなので、まぁ同級生みたいなものですね。

香り高いアールスと完熟トロトロ感に定評のあるハネデューを先祖に持つため、メロンの醍醐味を一度で楽しめます。
さすがは長年に渡り日本のメロン王道を突っ走ってきたスーパースター!

アンデスメロンのチャート図
アンデスメロンのチャート図

チャート図を見ましょう。

当農園では、アンデスといえばアンデス1号を指します。
アンデス1号は後発品種のアンデス5号やアンデスナナに比べるとやや小ぶりな出来になります。それでも好適条件が揃うと2キロ越えの超大玉が採れたりもします。

日持ちが少しヘコんでいますが、これは熟すまでの時間が短くて済むという事でもあります。
現代の物流は40年前とは比較にならないほど高速化されていますので、「貰ってすぐ食べられる」というメリットが生きてきます。

見た目もちょっとスコアが控えめです。
アンデス1号のネット模様は薄く細かく入るという特徴があります。故に、コルク構造(ネット模様の白い部分)がモリモリ盛り上がるイケメン品種と並べられてしまうとちょっと物足りない印象になってしまいます。

さて、ちょっと不利な特徴ばかり並べましたが、それならばなぜ小林直太郎農園はアンデス1号に執着するのか。それはズバリ「美味しいから」です。
自分でチャートを書いておいてアレですが、数値化できない、アンデス1号だけが持つ「アンデス味」が舌と脳にとっぷりと記憶され、翌年にまた思い出され禁断症状を覚える、とても魅惑的な品種なのです。

常連のお客様からも「年に1つメロンを食べるならアンデスだ」「ずっと昔から食べてきた最初で最高の味だ」と高評価です。

手前味噌ですが、当農園のアンデスにおいては仕立てを積極的かつ挑戦的に改良し、玉寸と模様の物足りなさを補する事に成功しています。
小林直太郎農園はシーズン前半の青肉にアンデスを推します!

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