ハウスの中が何となく匂うなぁ・・・
例えるならば、養鶏場の餌置き場の香りです。
タイトルの通り、今年は畝肥の構成をちょっとだけ変更しました。
土壌中に入る成分量はほぼ同じなのですが、意識的に緩効性の物を増やした感じです。
これで中盤の肥切れを緩和し、土中微生物を活発化させる狙いです。
有機物で窒素が多く容易に入手できるものといえば「油粕系」ですもんね。
いつもの肥料に菜種粕が加わるため、散布担当の往復回数が増えてしまいます。
しかも粒状でないために取り扱いが面倒です(風で飛ぶし分量が分かりづらい)。
オマケに、軽いために散布袋にいつもの半分重量しか入らず、手間はほぼ3倍です(汗
写真に写っている妻ユカもブーブー言いながら奮闘しておりました。
有機物+微生物による、「フワッとした効き」は、化肥100%栽培では得られない様々なメリットがあります。
土壌と作物を同時に育てるつもりで設計しないと、持続可能な農業は実現できないんですね~
そうそう、当農園専用の施肥シミュレータなんて物も作ってみたんですよ。
3月は農閑期なのでパソコンに向かう時間が結構あるのです。
単なる成分計算機ではなく、形態の違いや被覆肥料なんかにも対応しています。
堆肥や土壌改良材なんかも考慮してくれます。
コレを活用すれば、耕作放棄地の短期改良や、突発的な栽培受託にも役立ちそうです。
地域の原風景を守る一助になればありがたいですね~