砂丘地の農業は潅水手段の獲得がキモになります。
庄内の母なる川「赤川」の水を桶で担いで運び、ヒシャクでパシャパシャやっていたのは昔の事。
現代農業ではポンプで揚水するのが当たり前です。
鳥海山由来の地下水が豊富にあるからね。
さて、ではどうやって水を汲み上げるか?
浜中地区内に畑が点在する当農園では、エンジンポンプが重要な役割を果たします。
電気式と違い、井戸のある所に持っていけば水を出せる
手掛けハンドルをぐるぐる回して始動するタイプです。
セルモーターすらありません。
でも慣れれば一発起動もお手の物、ウチでは妻ユカの細腕でもバッチリ掛かります。
大企業「クボタ」のディーゼルエンジン、細かなスペックは知りませんが良い仕事をします。
冬は消雪用水の汲み上げでも使われるこのエンジン、冷却水と潤滑オイルと燃料さえ切らさなければナンボでも回ります。(ちとウルサイけど)
ダッ・・・ダッ・・・ダッッダッッダッダッダッダダダダダダダダ・・・!
水ドバー!!
この揚水ポンプ、あの震災の停電でも役立ったんですよねー
軽油があれば飲料水が得られるという、地味だけど代えがたい利点です。
難点は超重いところかな。父ヤスヒコはもう持てないっぽい(汗