ストックという花は、スタンダード(真っ直ぐながい茎の先に花穂が1つ)とスプレー(枝が四方にひろがり小さな花穂が無数にある)の2種類がメジャーな型です。
(ほかに矮性品種を使った鉢植えタイプもありますが我が家では取り扱っていません)
さて、今日の話題はスプレーストックについてです。
ストックは傾向として「頂芽優勢」を示します。
その文字が表すとおり、植物体の一番上にある芽が最も良く成長するという特徴を持ちます。
過去に栽培していたダリアも同じ特性をもっていまして、要するに「花が咲くまで伸び続ける」タイプです。
ではテッペンの花芽を摘んでしまったらどうなるでしょうか。
応えは「2番目以降の枝が伸び始める」です。
これがストックで言う所の頂芽です。
ツブツブの蕾がいくつも見えます。このまま放置するとやがて色づき、キレイな花を見せてくれますが…
ぽちっ!
…と摘んでしまいます。
これにより2~6番目の枝にスイッチが入った状態となり、スプレーらしい姿へ向かって成長を始めます。