味と耐病性、両方とも最強を目指すためのテクニック「接木」

数年前より取り組んでおり、狙い通りの効果を得ている「接木」をスタッフの皆さんに進めてもらっています。

接木で味も耐病性も両立

接木で味も耐病性も両立

当農園では「呼び接ぎ」を採用しています。
台木(根っこ担当)と穂木(果実担当)の苗それぞれにカミソリで切り込みを入れ、傷口をクリップで固定して癒着させます。
後で穂木の根を切断すれば「根っこは耐病性最強、メロンは食味最強」な苗を作る事ができます。

文章で書くと簡単なんですが、実際に作業してみるととてつもない職人技と根気を求められるハードワークなんですよね。
熟練スタッフの皆様には感謝が絶えません。

この接木、耐病性獲得の他に素晴らしい効果があるんです。
それは「樹勢強化」です。

例えば自根栽培だと夏の暑さでバテてしまう品種でも、強い台木と合体させると栽培後半もバテなくなり、収穫直前まで糖度を上げ切る事ができるんですよね。
しかも果実のサイズも増して立派に育ちます。

技が必要、人手が必要、苗床面積が必要と敷居は高いですが、導入できればメリットばかりですね。

タイトルとURLをコピーしました