どの業種であっても、それを行い続けるには相応の責任が付きまといます。 農業とて例外ではなく、特に注目される責任といえば環境への配慮ではないでしょうか。
自然相手の職業ですから、他者の目が厳しくなっていくのは当然です。 加えて、混迷した経済情勢を背景とした経営の煩雑化も重くのしかかります。
小規模経営者そのものである農家。 私たちにとって、経営の合理化は今や火急の課題です。 以下は、当農園が世間へ果たすべき義務への取組み、その一部です。
山形県にはエコファーマー認定制度というものがあります。エコファーマーとは、「たい肥等による土づくりと化学肥料・化学合成農薬の低減を一体的に行う農業生産方式の導入計画について、知事の認定を受けた農業者」を指します。
もっと判りやすく言うと「自然への配慮も怠らない事を宣言した農家」といった所でしょうか。
もちろん、小林直太郎農園の経営主体者である私も「エコファーマー」を取得しています。
エコファーマーのお約束
「土づくりに関する技術(たい肥の施用、緑肥作物の栽培など)」
「化学肥料低減技術(有機質肥料の利用、局所施肥など)」
「化学農薬低減技術(生物農薬の利用、機械除草など)」
ペロリン!
山形県はエコファーマー奨励活動が活発な県であり、県固有のマスコットキャラクター(ペロリン)が制定されています。
認定農家は酒田市長認定のもので、「農業経営改善計画書を提出し認定を受けた生産者」を指します。
簡単に言えば「市の農政への協調性を維持している農家」がこの認定を受けられます。
認定を受ける場合、事前に5年間の経営改善計画を提出し、そして実践する必要があります。
当然、小林直太郎農園でも取得済みです。
認定農家のお約束
「基本構想に照らし適切であること」
「農用地の効率的かつ総合的な利用を図るために適切なものであること」
「農業経営改善計画の達成される見込みが確実であること」
上記の認定取得は農業経営者としての責任を語る上ではほんの一部分に過ぎません。
実際はもっとローカルで直接的な、例えば廃ビニールを適切に処分するとか、火災に気をつけるとか、地域を盛り上げるとか、そういった類の「社会力の発揮」も大切だと思います。
(小林直太郎農園は浜中神楽保存会(獅子舞)を応援します!)